部品も揃ってきて。

こんばんわ(^^ゞ



手のかかる、R什器。





各部品も揃ってきて、今日から組み立て始めました(*^_^*)






今日は面倒だった加工をちょっと紹介します。。








まずは、こんな部材をNCで切り出します。
左から・・・・

MDFの厚み30?、巾40?のRの部材。

真ん中が・・・・

同じ寸法で作った、9mmベニヤ。

一番右と言うか下にある板が、同じ寸法で毛引いた4ミリベニヤ。





これらを合体させます。
こんな感じ(^^ゞ





でもって、NCに再び載せて・・・・・

こんな刃物で加工します(^^ゞ
この刃は、ドイツのライツ社製なんですが中々高いです。。

加工物に合わせて、刃の角度が変えられますよ(^^ゞ






この刃で加工する場合、刃の抵抗も大きいので

板から直接部品を切り出すことが出来ないんです(^_^;




で、さっきのベニヤの冶具を作って載せる訳ですね。。

プログラムも中々面倒なんですが>_<。。





二回に分けて加工しますよ(*^_^*)
まずは一回目。。



二回通して、こんな感じ(^^ゞ
多少の目違は鉋で削って、後はペーパーで仕上げます。


どう?綺麗に出来るでしょ(*^_^*)

NCでやっても楽じゃない・・・・中々難しい加工なのよ(^_^;




※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※







その他はこんな感じ・・・・


側板や仕切りも、全て変形。。


引き出しが入ったり、棚板が入るんですが

そのスパンは全て面と面が平行に向かい合います。





背板ももちろんR。
三つに切り分けて作るんですが・・・・








仕切りは、後で乗せる天板分下げて取り付けます。
こうやって、天板と背板を繋がないと段々Rが狂っていって

正確なカタチにならなくなっちゃうんで、700はこうやって作ります。






什器自体が、木だけで製作できれば良いのですが、

今回は天板の上に15?のガラスがツライチで乗ってきますので、

本体の加工精度が、かなり重要になってきます。







ガラス屋さんには、既にデータと

1/1の原寸で切ったベニヤを送っていますから、

什器のほうで寸法が狂っちゃったら話になりません。。




コレは真ん中のスパン。
この什器の一番難しいところ、悩みどころはココなんです。

このスパンは、左右のスパンと奥行きが異なってるんです。






本来は、背板を一本で作れば間口方向の寸法精度も出しやすいんですが

各スパンで奥行きが変わっているので、それが出来ません。。





それでも、どこか基準になる部分がないと無理ですので・・・・
そこで・・・・天板はところどころで奥行きを変えながら・・・

本体は、この写真のように5スパンに分かれるんですが

それぞれ奥行きが違っていて、全部で4種類の奥行きですT_T

だから、この天板の形状を決めるのにもかなり難儀しました。。




細かいところではベニヤの2.5?分違えて、

奥行きを出したり、引っ込めたりして合わせてます。

仕切りの間に入れている固定棚も、フラッシュではなくて

皆、NCで加工したRの棚なんですよ。








因みにまだ仕上げをしていない部分。。



実はココも曲者で、今度は地板の高さが場所によって違うんです(^_^;

最終的には、仕上がりで全て同じラインに見せるんですが

その細工をするまで、仕上げを貼れないんですよ。







施工図を描く段階で、仕上げる順番も考えるんですが

順番を一つでも間違えたり、

抜かしたりすると取り返しの付かない事になっちゃいます・・・・











高さ方向は、
考えに考え抜いた結果、こんな巾木を作ったんですが

上手くいくのかどうなのか・・・・

巾木のケコミ量と、本体の高さ方向とでの取り合いもおかしくて

巾木の横に、NCで抜いた変形部材をふかしてやらないといけないんです。。











今日のは、いくら説明しても写真載せても、

意味分からない人のほうが多いんだろうなぁT_T



いいんです・・・・



とにかく、面倒で難しかったんで、書いておきたかったんです(^_^;












でも、まだまだ大きな山がいくつか残ってます・・・・


合体させて、背板を貼り戻す前に電気の配線をどうやって通すのか??









明日の朝、電気の打ち合わせをするので、それまでは手詰まり。。

今日はココまでね(^^ゞ








さ、今日は帰るよ♪




おやすみぃ〜♪


投稿日:2009年11月18日 2009年11月 カテゴリ:未分類

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