鉄の要素。 (NC加工)

こんばんわ(*^_^*)

徹夜明けで、バタバタとやっているうちに週も開け、

今日は週の真ん中水曜日です(^^ゞ





皆さんのところへも、順にお伺いしておりますが、中々追いつきません(^_^;

また、顔出しますのでお許しくださいねm(__)m





季節はいよいよ初夏!

そして梅雨です(^^ゞ





降れば大雨、晴れればジリジリの暑さ(^_^;


一昨日も、夜から朝にかけての大雨注意報。







朝、工場に来るとエルフのシートが大きな水溜りになっていました(^_^;




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先週、徹夜で終わらせた什器。

塗装屋さんに持って行ったんですが、塗装屋に入れた後に少し写真を

撮って来ましたので、UPして置きますね(*^_^*)


写真に写っている、おじさん2人は塗装屋さんです(^^ゞ


苦労点は、やはり面材の取り付けと、ロクロ脚の取付けでした。


どう?
綺麗に面材が付いてるでしょう(*^_^*)

アーテンドルフ(横切り盤)で留めもバッチリ!

この面材が中々曲者で、けっこう捻れたりしていて、取り付けに難儀します・・・


今頃は三重県、鈴鹿のブティックに納まってるんじゃないかな(^^ゞ






















さて、今日のWOOD FACTORはと言うと・・・・


こんな棚板が、百数十枚。



この棚板、ちょっと変わっていて

MDF(合板)の4?を3枚貼り合せています。





何が変わっているのかといいますと、棚板の下にハンガーパイプが付くんですね。

このパイプ達なんですが、開梱すると・・・・・・


こんな曲げパイプ。




棚板の下にコレを取り付けて、ハンガーが下がる。

そう! コレは洋服屋さんの棚板なんです。







これ・・・・・

パイプの穴あけが厄介なんです。。

MDF自体は、合成圧縮材ですから木材とほぼ一緒。

ただ、この真ん中の4?の層にスチールのフラットバー(3?の鉄板 以降FB)

が埋め込んであるんです。






要は、ハンガーを吊るした時の強度を持たせる為の補強ですね。





2〜3枚なら、ボール盤で位置だしして開けるんですが、枚数が枚数だったので、

やっぱりNCで開けたい。。

しかも、6?のネジで裏から固定するんですが、

そのネジ頭の厚み3.5?の座も彫り込まなければなりません・・・





しかも、曲げパイプなので、ネジ穴のピッチが最大で+-3?も誤差が・・・・

仕方ない・・・パイプのネジピッチを計って、数種類の加工をしなきゃだね。。



ひとまず、NCで穴あけ用のジグを製作。

5.5?のラワンベニヤで製作です。

ジグの角は、棚板を乗せたときに角が当たらないように逃げて置きます。



さぁ!ジグは出来た(*^_^*)




このジグをビスで固定してやって・・・・

このジグのマスの中に棚板を落として、固定します。

棚板のクランプ(固定)はNCのテーブルが下から真空ポンプで

吸いつけて、クランプしてくれますよ(*^_^*)






よし!

後はプログラム!!




はて・・・・・困った(^_^;



木の加工条件はいつもの事だからOKだけど、金属の加工条件が全くわからん(^_^;





困ってしまって、機械屋さんに電話。。



だいたいの条件は分かりました(^^ゞ










そもそも加工条件て??




加工条件と言うのは、その材料に対して刃物(ドリル)の回転数だとか、

送り速度(回転したドリルを材料に当てて、切って行く早さ)等々。。

材質、刃物の性質、厚さ、硬さ、形状によって変わってくるのです。




木材の場合はある程度アバウトでもOKなんですが、金属はこの条件が

凄くシビアなんですよ。




場合によってはワーク(母材)を痛めるだけでなく、機械にまでダメージを

与えてしまう場合もあるので、慎重に行きます。






早速、教えてもらった条件を打ち込みます。


まずは、座彫りの条件。
この場合、座は木部ですので、回転数は18000回転。 

Z方向の送り(高さ方向)が、F4000=4m/minです。

木をルータービットで彫る場合、ビットが材に食い込む時に焦げますので

刃を降ろす時は、出来るだけ高速で送ります。(後の動画参照)



それから金属部の条件。
こちらは、回転は2000回転。

機械屋さん曰く「3?のFBに対して、7?ドリルなら、回転は1600」

との事だったんですが、ウチのNC。 鉄工用では無いので、1000回転おきのステップしかありません(^_^;

仕方なく2000回転です。

送りは、F140 つまり一分間に140?進む勘定です。





製作したデータをNCに送ります。
ココで、少しデータをいじってやって・・・・・



よし!加工するぞ(*^_^*)



・・・・・・・・・。




あらら(+o+)
折れちゃった。。


しかも二本も連続で・・・



もう刃もないし(T_T)。。









困り果てた700・・・・・






で、思いついたのが(*^。^*)








ブロ友の鉄骨息子さん



鉄骨さんは、鉄工所の主だし絶対知ってる!!!

って思って、あつかましくもいきなり電話(^_^;


もちろんお話しするのは初めてです!




鉄骨息子さんも、かなり驚いた様子でしたが、親切に教えていただきました♪



鉄骨さんが言うのは、

「回転は800回転程度で、送りは12?を貫通させるのに5〜6秒はかけたい」

とのアドバイス。




早速実行!
今度は回転数を800回転に変更!

しかし・・・ここでもまた1000回転ステップになるので、回転は1000回転で。。


送りは・・・え〜と。。

12?÷6秒=2mm

つまり、1秒間に2mmで送ればいいのね!!

って事は・・・・2mm×60秒=一分間あたり120?!

F値120で決定(*^。^*)










ココから先は動画でどうぞ♪

はじめにPCでデーター加工→データをNCに転送。

クランプして、まずは座彫りをルータービットで。

次は軸を回転させて、鉄工ドリルで12?貫通穴を・・・・


この解説を見ながら、Z方向の送り速度(軸が下がる速度)を見比べてもらうと

木と鉄の加工条件の違いが分かると思います(^^ゞ


HEIAN NC-661-T





どうですか?分かったかな(*^。^*)



切り口はこんなに綺麗だよぅ♪





鉄骨さんが電話で教えてくれたのは、

「切子を見れば、分かるよー」


なるほど!!!



バッチリ綺麗な切子が出たぜ♪


棚板も順調に穴あけが進み・・・・
サイズ違いや、穴位置違いで5種類ほど棚板があったんですが、

穴の誤差を棚板のほうでカバーするのに20種類近いプログラムを作りました。。



でもでも、おかげさまで今日中に全ての棚板加工を終了できました(^^ゞ








鉄骨息子さん♪ ありがとうございました(*^。^*)

そして、お忙しいところお邪魔してごめんなさいm(__)m



でも、お話しできて嬉しかったです(*^_^*)

今度はご家族是非、WOOD FACTORに遊びに来てくださいね♪

もうじきブルーベリー狩りが出来ますよ!









しっかし・・・・・







またもやブログで助かっちゃったね(^_^;

いつもいつも皆様に助けられておりますです(*^_^*)




あらためてお礼をm(__)m 









        皆様、本当にいつもありがとうございますm(__)m




















さてさて。。


今日はとても良い天気だったんですが、先日の日曜日も良い天気!

徹夜明けで、少しくたびれ気味の700でしたが。。 

父の日だったんですよね!


700は親父に腕時計を買ってあげました(*^_^*)

安物ですが、700のとお揃いです。


親父も結構大げさに喜んでくれて、あげたかいがあったかな(^^ゞ




700は、娘から似顔絵をもらいました(*^_^*)

似てるのかどうか、自分では良く分からないですが

くせっ毛の所なんかは、よく特徴をつかんでいるな! って思いました(^^ゞ

あいぼーありがとね!

とうちゃん、凄く元気出たぞ(*^。^*)










明日から、また頑張ります(*^_^*)


投稿日:2009年06月24日 2009年06月 カテゴリ:未分類

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