ピンチがチャンス!

おはようございます(*^。^*)









GWも明け、仕事が一段落。








人がお休みの時に仕事だったり、人が仕事の時にお休みになったり、


中々自分の身体に都合を付けるのが難しくて、


なんだかんだ寝る時間を減らしたりして調整する毎日です(^^ゞ









電話一本でその日のスケジュールも「ガラッ」と変わってしまうので


他の人生の先輩や、自営業の先輩達を見ていても、やっぱり似た感じ。










みんな意外と、自分のスケジュールを立てるのが大変で、


「どうしてもやらなくてはいけない事」(本当は全てがそうなんですが)


に、優先順位をつけて順番にやっつけていきます(*^。^*)


















ピンチがチャンスとタイトルに書きましたが、今年に入ってから


何人かのブロ友さんが、そんなタイトルで記事を書いていましたので


700も今日は「ピンチがチャンス!」について(^^ゞ









タイトルの詳しい説明は後ほどね!














さてさて。




GW中は仕事が結構押していたんですが、GW突入前に以前一緒に温泉泊した
S社の社長から電話が。。




なにやら機械の良い出物があって、随分格安で譲ってもらえるとの事。









以前から欲しかった機械だったんですが、何せ中古でも相当な値段ですので導入は大分先かなぁ・・・・   なんて思ってたんです。




でも、話を聞いてみると二度と出ないようなビックリ価格!






しかし、現状販売。    それなりのリスクも伴います。









悩んで、悩んで決めました(^^ゞ









購入先の工場からの搬出と、WOOD FACTORへの搬入は一日で行いました。

10tの大型セルフに積んで・・・・







低床のエアサス車二台で、一台に購入した機械、もう一台には5tの大型フォークリフトを積んで、長野に出発です!















っと、搬入時の画像は端折って、コレが設置した機械。


この機械、「テノーナ」と言って要は「平行幅決め機」ですね。








普段は横切り盤や、パネルソーで幅を決めていたんですが


このテノーナと言う機械は、平行に取り付けられた丸鋸の間に


ベルトコンベアーの様な仕組みでパネルを送り、一回で幅を決めてしまえる機械です。










メリットとしては・・・・・

?パネルの幅の平行が確実に決まる事。

?長いものが切れる(機械の設置の仕方次第で何mでもOK)

?加工の正確さ、確実さのUP

?長尺の留め加工が可能

?省力化、加工速度のUP・・・・・etc




挙げればキリがないほどのメリットです。

因みに、製作の過程でこの機械があるか無いかで、

製品の強度やクオリティーにも影響が出てきます。






実際、一番のメリットとしては?の長いものが切れる。

が一番のメリットかな?

昨年入れた4×16尺のプレスがあるのに、16尺のパネルを製作しても、カットする機械が無かったんで、分割製作していたんです。





テノーナの導入によって、今度はプレスの最大長さ5メートルまでのパネルを


一枚で製作可能ですから、長い家具や什器も搬入可能であれば分割無しでの製作が出来ます。









大分長々と意味の分からない説明を書いてしまいましたが・・・・・









続いて、機械の詳細説明。





コレが、幅を決める装置。
後付ですが、このデジタルで0.1?単位で切り幅を決められます。

今まではパネルソーの目盛りを目で見て合わせていましたから、加工精度は格段にUPですね(*^。^*)











コレは機械の反対側。
こちら側から加工されたパネルが送り出されてきます。

最大加工幅は1800?まで、長さは前後で5500?取っていますので、理論上1800?×5500?までのパネルなら一枚で製作可能と言う事ですね!











集塵のパイプが見えていますが、この機械を入れて一番苦労したのは集塵の配管。。


とにかく、いろんな取り回しを考えましたが吸い込みが悪い!




最初は3馬力の集塵機一台で、管を配ったんですが全然ダメ・・・・

仕方なく、左右に3馬力を一台ずつ配管して、ようやく我慢できる程度になりました(^_^;









それから、中古現状売りですので各部の調子も見なければならなかったし、

送りのキャタピラ(最初にベルトコンベアと説明した部分)の滑り止めゴムもぼろぼろ・・・・



このままじゃダメだし・・・・・





貼りかえるかぁ(^_^;












ってな訳で、手の空いた昨日の夜ゴムの貼りかえをしました。

まずはボロボロのモノを剥がして行きます。
一枚一枚、マイナスドライバーで剥ぎ、ラッカーシンナーでボンドを洗います。



ゴムの本数は、キャタピラの数が片側一周48枚ですので、48×4=192本



さぁ、全て剥がして洗い終わり(*^。^*)

この二列の向こうに丸鋸が付いてるんですよ。

因みに上の方に大きい刃が左右。

下にも小さい毛引き刃が左右付いてます。



先ほど説明したデジタルで、このキャタピラが広がったり狭まったりして幅を決めるんですよ(^^ゞ












これで、ゴムの貼る準備が完了なんですが、どうしよう??

ゴムを用意しなくちゃ行けないんだけど・・・・・










で、悩んで見つけたのはコレ!



ダイソーのカッターマットです。











コレを・・・・・・・
昇降盤で、10?幅に割ります。












それから・・・・・

一本ずつ、裏に10?巾のりゃん面テープを貼っていきます(*^。^*)











で、
横切りで長さをカットして出来上がったのがコレ!








まともにメーカー純正のゴムを買うと、かなり高くなってしまうようで・・・・





今回の費用・・・・しめて1260円也(^^ゞ





なんだかんだ22:00位までかかりましたが・・・・・


ベルトもバッチリ新品みたいになりました(*^。^*)







コレで気持ちよくお仕事できますよ(^^ゞ






















さて、タイトルの「ピンチがチャンス!」


今年の初めのほうで、ブロ友のえいしんさんも言っていたし、今年お友達になったmimiさんも言っていたけど、ピンチをチャンスに変えるくらいの心意気! 本当のチャンスはピンチの中にこそある!




実はこの機械、S社の社長のお友達の所がこの不況の折り、工場閉鎖することになり、700に格安で譲ってくれると言うお話になったんです・・・


その工場は、大きな木工所で稼動時はきっと何十人もの人が働いて居たんだと思います。



稼動を辞めた工場は、なんかモノ悲しく凄く淋しい印象でした。。











機械搬出の時、その工場の社長が刃物の箱を抱えて700の所に来て



「頑張ってな! コレもみんなあんたにやるよ!」

「大変な時代になっちゃったけどね、機械具合良く使ってやってな!」

「分からない事があれば、いつでも電話してよ。」









夏に工場開設二年目の700。


閉鎖する事を決めた社長も、良い時に、悪い時に、色々あったのだろうけど

700にかけてくれた言葉の一言一言に、色々な思いが詰まっていた様に感じました。












100年に一度の大不況!






沢山の人の好意や、支えに助けられながら、



「ピンチをチャンスに変えて!」




冒険しつつも確実に! 進んで行きたいと思います(*^_^*)














さぁ! 今日はこれから清水建具屋さんにいってきまぁ〜ス♪


投稿日:2009年05月20日 2009年05月 カテゴリ:工場設備

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