こんばんわ(*^。^*)
今日は写真の整理をしていて、昔の写真を発見しましたので、少し・・・
これを製作したのは、まだ会社員時代。。
なんか、面倒なモノばかりが700に集中していて、自分の中に変な不満や
回りからの圧力に苦しんでいた時代の製作でした(^_^;
今考えると、武者修行時代(^^ゞ
社内にこう言うものの段取りが出来る人も居なくて、あちこち他所の木工所を回って
教えてもらう日々でした(^_^;
まずは部材の切り出しと下段取り。
この部材は全てNCルーターで切り出したんですが、
切り出すまでに、丸1日半は施工図起こしに時間をかけてます(^_^;
所々の丸穴はDL(ダウンライト)の開口。
板厚の制限もあり、ハンドルーターで少ししゃくりました(^^ゞ
こちらは上部についてくる、R面に埋め込みになる箱の開口部。
Rの面に倣う様に開口してきますので、縦に入れる仕切りも角度計算して入れていきます。
最初の段取りが肝心。
この辺りで時間をかけておくと、後で自分が楽になります。
一応上部とバックパネル、下台と天板が出来たところかな?
これら、全ての部品の間口がぴったり合うことが重要なんです!
Rの計算は、下地の段階からベニヤの厚みをノギスで測り
1/10?の単位で、内側にRをマイナスして行きながら計算して作ります。
計算を間違うと、間口が全て狂ってしまいます。
おまけに、部材のRも合わず間抜けな製品になってしまいます(^_^;
とにかくいやらしいR形状で、この什器は今でも忘れられません(^^ゞ
間口も広いので、途中で繋いであります。
繋ぐと狂いがおきやすいので、基準になる板を一枚作っておいて
時々Rが変わっていないか、確かめつつ作業を進めます。
取り付ける部材が、続々と仕上がってきます(^^ゞ
DL穴が沢山開いてますね(^_^;
さてさて、バックとのRが合ってるかな?
心配しつつも、作業を進めていきます。
下台、天板、棚板の取り付けが終了したところです。
同僚のおっちゃんが、感心して見にきました(^^ゞ
この天板、厚みが40?位だったかな?
なんとこの厚みの中にDLが仕込んであります。
配線を中に仕込みながら、裏にも表にも見せないように仕込んで行きます。
さてさて、説明も駆け足でしたが完成の姿はこれ(^^ゞ
一応表面はシナ仕上げ。
実は、今日オイさんのトコロの記事でシナベニヤが紹介されていたんで
思い出したように、記事投稿してます(^^ゞ
どう?凄い形状でしょう?
これ、長野県上田市にある靴屋さんに納めてあります。
すでに10年位は使ってもらっているのかな?
700がRの什器や家具を興味を持って作り始めた頃です(^^ゞ
面倒な作り物が700に集中し始め、気持ち的には面白くない上、出る杭は打たれるの例えの如く、他の中堅職人に睨まれつつ、それでも会社に新しい風を送り込み続けたつもりで居たんですが(^_^;
でもさ。。
結局・・・・
あの頃がむしゃらに頑張ってきた自分が居るから、今に繋がってるのかなって・・・
青二才の癖に(今もそうだけど)負けん気だけは強くて、
「俺は誰にも負けねぇーんだ!!!」って頑張りました(^_^;
回りから睨まれて当たり前ですね(^_^;
「こんなクソ会社今すぐ辞めてやらぁ!」
なんて、憎まれ口を先輩達に叩いて飛び出して見たり、衝突も沢山あったけど
なんだかんだ、700はその会社にしか居なかったんですけどね>_<。。
思い出の沢山詰まった会社も、なくなっちまいました・・・・
なんだかんだ意地悪に思えた先輩達も、
自分を育ててくれてたんだなぁって・・・
今更ながらに・・・・・・
今だから思えるのかもしれないけど(^_^;
ただ、これからも良い意味で負けん気を発揮して進化していきたいです。。
あれから10数年。。
700もちょっとは大人になったのかな(^_^;
えっ!?
34にもなって何言ってんだって?
そりゃそうだよね(^_^;
今はお客さんとも、取引先とも喧嘩なんて出来ません。。
ただ、当時から良いものを作ること、新しいことにチャレンジしていくことには貪欲です。。
初心忘れるべからず!!!!
おい!
700!!!!!!
あの頃のお前の夢! 今はちゃんと叶ってるぞ(^^ゞ
頑張れよ(*^。^*)
投稿日:2009年03月02日 2009年03月 カテゴリ:製作記
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